ここからは少し私が社会に出てからの事を書きたいと思います。
短大卒業後、新卒で某大手メーカーの会社に事務職で勤めました。
20歳で新社会人、仕事を覚えるのに毎日必死で厳しさも痛感しましたが、
働くことで自分を築けた部分も大きかったです。
私が勤め始めた頃は、バブル崩壊後…
好景気が一転、いきなりの不景気に社会にも変化が訪れている時でした。
倒産や民事再生…ニュースでよく耳にしました。
私が勤めた会社でも前年比割れ赤字となり、入社早々厳しい状況でした。
そこでボーナスが支給されるも、ほぼ同額の自社製品社員買いのお達しがあり…
ベテラン社員には早期退職優遇措置もありました。
2年目は更に不景気も加速…勤め先でも色々な噂を耳にするようになり、
営業所の統合や閉鎖も現実味を帯びてきはじめました。
年が明けてしばらくすると、新たな会社の方針が発表されました。
噂の統廃合はやはり現実となり、それだけではなく社員全員に転勤の可能性を
示唆するものでした。
今後グループ会社全体で人員採用はせず、欠員が出たら現在在職中の社員を
勤務させるというものです。グループ全体で補充しあう方針でした。
グループ会社は100社以上確実にあり、どこへ異動となるかはわからない、
勤務先も選べない。
私はグループの家電会社に勤めておりましたが、他にどんな会社があるのかも
よく理解出来ておらず、社会人2年目にして退職を決めました。
営業所内の女性社員半分以上は退職を決断、残留を決めた方は半年以内に
グループ他社や他営業所へと異動となりました。パート採用の方は解雇でした。
大企業だから安定しているとは限らない…と痛感しました。
そして今年に入り、そのメーカーの一部上場から二部への降格のニュースが流れました。
会社に残留して今も勤めている同期入社の友人から、当時より厳しい事情を耳にしており、
今も頑張っている当時の仲間達に陰ながらエールを送っています。
大手・有名・一流企業 拠り所にするには心もとない存在です。
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